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Will I ? 2

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猫と音楽とカフェとカレーと     そんなものたちを愛しておりますな~ごです♪尚、TB、RINKをしてくださいます時は、存じ上げない方にはご一報くださいますようお願い申し上げます。

Dream Girles 雑感 @東急文化村オーチャードホール

「ドリームガールズ」というミュージカルを初めて観たのは、
1986年の来日公演。折りしも来日ミュージカル旋風が吹き荒れていた。
ワタシはと言えば、学生時代に友だちに誘われて四季の芝居を観て、
映画からミュージカルに入っていたこともあり、
又、たまたま高校時代に学友達と、今にして思えばものすごいキャストで
ロンドンのパレスシアターで「ジーザス・クライスト・スーパースター」を観ている。
なんと幸せな事だろう。


そして、好きなミュージカルは?と聞かれると
今でも3位以内に入るであろうこのドリームガールズ、
今月上旬にアメリカから再演板ツアーメンバーキャストでの来日の千秋楽を観劇してきた。

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ちなみに、このドリームガールズのストーリー、
ダイアナ・ロスとシュープリームスの話を下敷きにした、とも言われている。




ちょうど来日公演が毎年毎年来始めた頃は、
ようやく昔のやくざな商売に慣れてきて、お金も稼げるようになり、
10000円前後のS席をなんとか自分で購入できるようになっていたので、
それこそ何とかして観に行っていた。
そのとき、お金は稼げても、暇な時間はあまりにもなかったので。
毎日、1日中仕事の事ばかり考えていた中の清涼剤だったのだ。

今思い出したが、ドリームガールズは確か、
当時のおつきあいのあった作監T氏とその奥様と観にいったのではなかったか?
よくそんな暇があったものだと思ったりもするけれど、
やはり当時からそれほど好きだったのだね。

そのときのキャスト、とにかくすごい!と思ったのだった。
まだゴスペルとかもよくわからないような状態で、ただただスゴイ!と感動した。
黒人音楽のパワフルさ、ソウルフルな歌、それら全てに。
(とはいえ、ドリームガールズの作曲家、ヘンリー・クルーがーは白人であるが。)
その来日公演を観たのが先か?それともレコードを買ったのが先だったのか
今はもう記憶がさだかではないのだが、
このレコードは同じものをCDで持っていても手放したくないくらい
気に入っている。
当然、そのキャストはブロードウエイのオリジナルキャストで、
エフィー役はすでに伝説と言っても過言ではない、ジェニファー・ホリディ。
他のキャストにしても文句のつけようがなく、今になって聞いても、
もしかするとこの録音が一番素晴らしいドリームガールズではないのか?と思うくらいだ。

その後、2001年のコンサートバージョン、2006年の映画バージョンと
CDは出ているのだが、それでもそのオリジナルキャスト盤には勝てないといいたいくらいなのだ。
何故なのか?
たぶん、パッション?が違うのか?
そのくらいジェニファー・ホリディには神懸りなものを感じるのだ。
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今はいい時代で日本のアマゾンで検索すれば、ジェニファーのアルバムも手に入る。
コンサートバージョンにも出ていて、AIDAの後、舞台女優から歌手に転身した
へザー・ヘドレーのCDも手に入る。
素晴らしい歌唱力だったが癖のある歌い方のへザー、その後はどうなってるんだろう?
そういえば、奇しくもワタシが嵌っているトワイライトシリーズの最終章の映画化が決定され、
その監督はドリームガールズの監督だということだ。


ところで、今回の舞台版である。
やはりこの舞台には並々ならぬ愛情を持っている、舞台友だちのHと並んで観劇。
千秋楽である。期待しないほうがウソである。
しかし、ディーナのまさかの出だしトチリ。
まあこれはよっぽど曲を聞き込んでないとわからないでしょうし、
その後うまくつないでいた。
とはいえ、これですっかり冷静になってしまったのは事実。(正直ひやひやした。)
後で別の席で観ていた舞台友が、マイクが入っていないのかと思った、と言っていた。

ワタシはすっかり誤解していたのだが、
この舞台ブロードウエイの再演版がアポロシアターで公演していてクローズ、
この来日公演はツアーメンバーなのね、と思っていたのだけれど、
ツアーはツアーでも、アポロシアターが本番ではなくトライアウト公演と同じだったわけなのですね。したがって、その後の全米まわるツアーも、この来日公演も同じツアーメンバーなわけで、
アポロシアターのキャストが日本に来ているわけで・・・。

うーん、なのにこの消化不良はなんだろう?
あんまり期待しすぎたのか?
この舞台に比べると、ナン癖つけたくなる、映画版もよく見えてくる。
(何故ビヨンセが出てるからってビヨンセを主役にしないといけないのか、とかね。
そりゃ、物語が違うだろってね。)
ぶっちゃけ、歌うまいですよ、ものすごく。
でも、何故かデュエットのバランスが悪い。
男性陣キャストのそれぞれの区別がつきにくい。
ジミー役に往年の名歌手、というオーラが感じられない。
皆全体的に背が低いせいか、ダンスシーンはいいのだが、絡む時が
それぞれの個性がでにくいのだ。
正直言って、CCとジミー、並ぶとわからないよ。

ドリーメッツは、ローレルとエフィーがかなりの歌唱力で、
ディーナは確かにエフィーより歌唱力は下、というかタイプが違う、というのを抜いても、
歌が弱い。
高音ではるときは声が出てるのに、なぜかpianoになると声が客席に届かなくなる。
弱くした時の発声が悪いのか?
こういうのは比べちゃいけないけど、例えばサラ・ブライトマンとかのpianoの声はちゃんと客席まで響くのよ。
ローレルはいい、なんだか胸に響く声だった。

舞台効果は、今回のものはほぼ素晴らしい。
「ほぼ」というのは、何もスクリーンを使った演出は必要ないだろう、みたいなところが何点か見受けられたからだ。
しかし、舞台と、舞台袖を吊るしのボードの回転であらわした演出には恐れ入った。
とてもわかりやすい上に、おもしろい。
しかも非常につなぎがスムーズだ。

衣装に関しては、は?というのと文句なくこれは素敵、というのがある。
基本的には以前のものを継承しているようだ。
きっちり昔のものを覚えてないのが悔やまれるところだ。
どこかに、来日の時のハイライトビデオがあるかもしれなので探してみようかな。




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とまあね、辛口に書きつつも、ドリームガールズ、結局ほんとうに大好きなのだよ。
実はこれを観てから久しぶりにCDを家で鳴らした。
母が亡くなってからどうもハリがなくなったかのように歌も歌いたくないし、
音楽もあまり聴いていなかったのだけれど、
それぞれのCDの違いとかが確認したくてがんがんに続けて聞いていた。

I am changing、 And I am tellung youばかりがCDをかけていなくても
頭の中を巡っている。
これはそろそろ目覚めなさい、っていうことか?

変わっていくわたし
今のわたしを見て

巡る巡る。頭の中を英語の歌詞とソウルフルなメロディが巡る。

10年位前、本当はこの歌が歌いたいんです、と歌の先生に伝えたことがある。
でも、今のわたしの技術や経験では歌えないと思います、と。
本当はそのときにすごく歌いたかったのだけど、
言った言葉も又真実そう思ったから言ったのだった。
そのとき、先生は、じゃあ、NYにいたときに教わった、
黒人の歌手の唱法をそのうち教えてあげましょう、とおっしゃった。
あれから10年、先生はその黒人の歌手の唱法をワタシに教えてくれることはなかった。

そして、習う習わないにかかわらず、ワタシはこの歌をいまだに歌えない。
でも、いまだにこの歌が一番歌いたい、そう思う。

いちばんつやのある声になるという後10年間?
いつかワタシにも歌える時が来るだろうか。
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by mokonak4cat | 2010-06-17 23:46 | 歌・舞台